ルツェルン(スイス), 2021

訪問者を迎えるエリアにWebnet を使用した室内緑化

スイス・ルツェルンのある会社のオフィスのレセプションエリアで、当社の顧客Hydroplant社が壁いっぱいに植物を吊るす緑化を設計。上に向かって伸びる植物がはうことのできるようWebnetが目立たない形で格子になっています。

当初の状況とコンセプト:

レセプションエリアにもっと緑を増やす。スイス・ルツェルンにある傷害保険会社の室内空間で、当社の顧客Hydroplant社(チューリッヒ)がそのような委託を受けました。ウォーター・サーバーや収納用仕切り、コーヒーの自動販売機などの機能的な要素と組み合わせて、垂直に緑化を行うのが、会社側の要望でした。これらの要素は、レセプションエリアで待っている訪問者が快適に過ごせるようにするためのものでした。

室内の緑化にとって重要だったのは、できるかぎり、点検やメンテナンスのコストを抑えることでした。それと同時に、内装デザインに統合された植物が理想的な形で生育することも前提条件になっていました。こうした要件から、Hydroplant社はインテリアデザイナーと共同で家具として統合できるようなソリューションを開発しました (UNIT Architekten AG)。上に向かって成長していく植物用の格子構造は、当社のステンレススチール製ネットWebnetでつくられています。

建築と実現:

緑化の基礎部分は、壁全面にわたって広がっている黒い木製家具によって構成されています。家具には、植物用の鉢が統合されていて、鉢の基層部分には予備として少し水が蓄えられています。水の供給は基層内部にある点滴灌漑で自動的に行われます。室内空間は日当たりが悪いので、Hydroplant社は緑化用に特殊なLED植物育成ライトを追加設置しました。

全部で12個のつる植物が成長できるスペースを十分に与えるために、Jakob Rope Systemsはこのプロジェクト向けにWebnet構造物をカスタマイズしました。この構造物は壁から100mmの間隔をとって、家具に統合されています。植物用の鉢の中では固定せず、鉢の上部のエッジ要素によってWebnet構造物が取り付けられました。

詳細と形状:

  • 壁との間隔が100mmのWebnet構造物
  • 植物用の鉢の上部のGreenGuideスペーサーがネットの終端部
  • 溝付きのWebnet Cレール上に追加固定
  • インテリア・デザイン: UNIT Architekten AG

(写真:Hydroplant AG)

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