ヴァルトカッペル(ドイツ), 2018

守るWebnetコウモリ用フェンス

コウモリ用フェンス

コウモリは絶滅の危機に瀕した種です。Webnetフェンスは、ドイツの高速道路で、コウモリが交通事故に遭わないよう守ります。

A44号線沿いのヘッシッシュ=リヒテナウからヴァルトカッペルまでの17.4 kmの区間は、オオホオヒゲコウモリやベヒシュタインホオヒゲコウモリなどの保護されている種が棲息する、非常に影響を受けやすい保護区域に交差しています。全長1.8 km、高さ4 mのWebnetフェンスが高速道を横切ろうとする動物たちを守ります。

動物たちのための安全性

Webnetフェンスは、コウモリのエコーロケーションを妨害するので、コウモリが高速道路の上空を十分な高さで飛ぶようになります。それによって、コウモリが自動車に衝突するのを防ぎます。この防護柵は他の動物たちも緑の橋の方向に向かわせるので、動物たちが安全に高速道路を横切ることができます。

頑丈なステンレススチールメッシュ

Webnetをフェンスの材料として選択する決定的要因となったのが、その耐久性でした。ステンレススチールワイヤメッシュは耐候性に優れ、強力です。クライミング可能であるかも問題になりました。この保護区域にはヤマネコも棲息しているからです。クライミング防止と、そのフレキシブルな構造によって、動物たちがフェンスの反対側まで達するのは不可能であることが確認できました。