グリンデルヴァルト(スイス), 2015

安全にスリルを楽しむ

First Cliff Walk Grindelwald

息を呑むような山の景色の真っ只中にある吊り橋と素晴らしい展望台。興奮するような忘れがたい登山の体験を - 経験の少ない登山客にも - 提供するアルプス地方が増えてきています。ヤコブ・ロープ・システムズ製のステンレススチール構造物は、そのために必要な安全性をもたらします。

グリンデルヴァルトの近くにあるファースト・クリフ・ウォークは、最も経験豊富な者ですら、数歩歩いただけで息がつけなくなります。スチールの歩道は、底なしの深みを見下ろしながら、垂直の岩壁に沿って進んでいます。右側または下方をグリッドを通して覗き込みたくない人は、左側にある地理的に興味深い岩の断面を楽しむことができるでしょう。とはいえ、シングルロープで吊られた長さ40 mの橋を渡りきると、誰でも底なしの深みに直面せざるを得ません。しかし、見るだけの価値はあります。アルプスの草地や滝から、立派な高さ4,000 mのアイガー、メンヒ、ユンクフラウまで眺めることができます。

めまいを克服することができるなら、可能な限り最高の防護がなければなりません。その点で、ヤコブ・ロープ・システムズのWebnetステンレススチールネットは理想的なソリューションです。ネットは頂上の周回路全体にわたって防護しており、蛇行した登山道の両側に沿って、長さ45 mの展望台につながっています。

ヤコブWebnet:理想的な材料

断崖を歩くのが新しいトレンドになっています。底なしの深みに素晴らしい眺めが得られるスチールの歩道をつくって、頂上をもっと魅力的にしようと試みる観光地域が増えています。ヤコブ・ロープ・システムズのWebnetステンレススチールネットは、こうした目的で傑出しています:安全な手すりで、ほとんど透明に近いので視界を遮られることがありません。気温の変動に影響を受けず、暴風雨や雪に対しても耐候性が優れています。軽量で、簡単に搬送しやすく、組み立てもシンプル。すでにクリフ・ウォークの建設段階からWebnetは高い評価を受けました。要求水準の高い建設作業中にすでに問題を一つクリアしたことになります。結局、ファースト・クリフ・ウォークの建設には5か月かかりました。

「特に難しかったのが非常に激しく風雨にさらされた岩でした。私たちは、最大2.8 mの深さでカンチレバーチューブを固定しなければなりませんでした」とベーニンゲンに本社のあるSeiler AG社のニクラウス・シュモッカーは説明しています。コアドリルのおかげで成功しましたが、本来の計画していたよりもたくさんの時間がかかりました。岩肌が突き出しているので、設置がさらに難しくなりました。岩肌での作業の多くは、作業員がロープで吊るされて実行しなければなりませんでした。合計で、Seiler AGは32.3トンのスチール、251m²のグリッドを設置しました。398 mのWebnetのおかげで、現在、頂上の訪問客はこの息を呑むような眺めを安全に楽しむことができます。

安全面のオールラウンドプレーヤー

ヤコブ・ロープ・システムズのWebnetは、クリフ・ウォークだけでなく、展望台も安全にしています。日常生活では階段やバルコニー、庭をしっかり守っていますが、橋の転落防止やヘリコプターの着陸するヘリパッドにも使用されています。耐食性の優れたWebnetは、汎用性が高いので様々な方法で活用でき、各プロジェクトの要件に完璧に適応できます。