チューリッヒ(スイス), 2012

熱帯雨林のWebnet

マソアラ・ホール

チューリッヒ動物園マソアラ・ホールの創立10周年を記念して、散歩道を建設しました。動物園の訪問客は、雨林に棲息する動物を樹冠で間近に観察できます。

チューリッヒ動物園の新しい人気スポット

2003年のオープン以来、マソアラ・ホールはチューリッヒ動物園の中心的な部分となり、動物を見せるための新しい方法を打ち出しています。単一の種の代わりに、棲息場所全体が再現され、訪問客がアクセスできるようになりました。

樹冠の散歩道はこの訪問客の体験に新しい次元を付け加えました。空の高みからオオコウモリやアカエリマキキツネザルを観察できるようになったのです。頂上に至るまでの道で、訪問客は熱帯植物と棲息場所の様々なセクションを通過します。樹冠沿いのエレガントな小道は大きな見晴らし台と比較的小さな建造物を接続しています。歩道と2つの塔(それぞれ高さ10 m、18 m)にはWebnetが張り巡らされています。この塔の外側はWebnetで作られた植物の「ポケット」になっているのが特徴です。

極度の条件

組立作業は熱帯気候の動植物の真っ只中という難しい環境の中で行われました。高温高湿度の空気、そして小道を自分たちの棲息場所の一部と見なしている動物たちのため、ステンレススチールのネットには極度の安定性が要求されました。

ヤコブ製品

Webnet、Ø 1.5 mm、メッシュサイズ:タワー 100 mm、他のエリアと植物「ポケット」 40 mm