アーラウ(スイス)

アーラウの空中庭園

駅中庭 アーラウ

つる性植物が巻き付くように補助するスチールロープの支持構造物は、植物のためのスペースがあまりない場所にも緑をもたらします。

アーラウ駅改築工事の第二期に、緑化した4つの中庭を囲むようにして新しい住宅が建設されました。ガラスの壁が中庭を駅のエリアから隔てています。緑化はメインロープと植物支持用のロープから構成されていて、水平方向のメインロープ2本が各中庭を横断しています。宙吊りになった支持用ロープはX形をなし、様々な種類の植物のつるが巻き付く補助になっています。

このプロジェクトは、ランドスケープ緑化に対するヤコブ・ロープ・システムズのスチールロープの汎用性の高さを証明しています。そのうえ、緑化は住宅エリアをせわしない駅から分け隔てる役割もしています。植物はロープの一番上までつるを伸ばし、心地よい微気象を生み出し、日陰をもたらすことになるでしょう。宙吊りのロープがX形をなした結果、興味深い空間構造になっています。そして、植物を植えることによって、通常は単調な駅のエリアに緑をもたらし、プラットフォームからも見えるようになっています。

建築:Theo Hotz Partner(チューリッヒ)
ランドスケープ建築:raderschallpartner AG(スイス・マイレン)

ヤコブ製品

サポートロープ Ø 14.0 mm
植物サポートロープ Ø 6.0 mm